タルクって何!?調べて分かったこと

2015年9月8日

初めに

下記の記事は何年も前に書いたものです。

そして記事を書いた何年か後、驚きのニュースを目にしました!
http://jp.reuters.com/article/johnson-and-johnson-powder-idJPKCN0VX0DD
J&Jに損害賠償支払い命令、ベビーパウダー関連のがん死亡で(ロイター)
J&Jは消費者に対し数十年にわたり、タルクを使用した製品にはがんを引き起こす恐れがあることについて警告するのを怠ったとして訴えられている。
これは、やっぱりタルクは危険という事でした・・・
やはり自分の身は自分で守らないと、と再認識しました。
原発問題しかり、食の安全しかり・・・企業や国の発表をうのみにするのではなく自分で情報を調べて自分で判断することがとても重要な世の中になってきました。ましてや家族の安全までかかるとすればなおさらですね。

タルクとは・・・?

滑石という鉱物で、硬度が一番やわらかい"天然石”。
滑石とは、天然の含水ケイ酸アルミニウムの事で、含水珪酸マグネシウム、粘土、石灰などが主成分です。この滑石を砕いて粉末にしたものがタルクで、タルカムパウダーともいいます。このタルクを使った製品は、実は私たちの身の回りにもあふれています。紙製品、プラスチック、電子部品、セラミックス、食品添加物、医薬品、化粧品、塗料、ゴム、農薬資材など、様々な分野で利用されています。
ポピュラーなのが、タルクを固めた”チョーク”。
そのほか、食用タルクなどもあり、薬品などの錠剤に艶を出す為に使われたり、プラチックなどに配合されたり、粉に農薬を染み込ませて粉末にする為に使われたり、入浴剤に使われたり、いろんな所で、粉末・錠剤などの形状にする為の媒体材料として使われているようです。ベビーパウダーや化粧品にも使われています。

さらに、利尿作用や消炎作用などがあるようで、漢方薬としても滑石の粉末が使われているようです。市販の漢方薬にも配合されているものがあります。

↑このようなタルクは建築用に出ているもので、吸い込むと健康被害があるもののようですね

さて、なんで私が突然この「タルク」なるものに興味を持ったかと言いますと、実は仕事で動物用のシャンプーを開発する案件があり、この「タルク」なる物質がその製品に含まれていたからなのです。果たして、この「タルク」とはなんぞや?ペットがなめても大丈夫なんだろうか・・・?と思い、いろいろと調べてみたのがそもそものきっかけでした。

すると、恐ろしい情報が出てきました・・・。
ベビーパウダーなどの主成分でもあるタルク(滑石)は、発ガン性の認められている「アスベスト」(石綿)と化学組成は同じ物質!と言うではないですか・・・!?!?ぬな!?
「アスベスト」「タルク」ともに成分的には同じ「珪酸マグネシウム」から出来ているそうです(形状は違うけど)。
ベビーパウダーに関しては、昭和62年にパウダーの原料であるタルクの不純物として、アスベストが検出されたという報道がなされ、社会問題となったそうです。
そうだとすると、ペットに関しても心配ではありますが、それ以上に、普段何気なく利用している身の回りのものでも、タルク、滑石は、医薬品、ファンデーションやその他化粧品、ベビーパウダーなどに含まれていて、使用する中で粉塵が体内に入ったり、漢方などで体内に取り入れる中で、体に悪影響を与える可能性がある!と言うことになるではないですか!!!

↑こんなものや・・・

タルク 500g 【 小堺製薬 】 ←のようなものも市販されていますしね。

 

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