勉強の習慣が身につかない子供への対処方法はマニュアル化!
2020年9月21日
勉強の習慣が身につかない子供の場合
例えば、お子さんがなかなか勉強をしない、もっと他の子なら進んで勉強をするはずなのに、何度言ってもかんしゃくを起こしたりだらだらする時間が長くて自分から規則正しく勉強をしない、と悩んでいる場合。
やらなければいけないことにすぐに取り掛からないといったケースです。
※大人の方も同じような悩みがある方も多いのではないでしょうか?
この場合、普通の大人からすると「自分でやろうと思わないからできないんだ、何度も何度も言っているのに怠けている」と考えがちですが、実はそうではなく、なんとなくやらなくてはいけない、と分かってはいても、具体的に一人で何をどうスタートすればよいか、頭の中で漠然とはわかっていても自分では具体的にどのように段取りですればよいかが分からない場合も多いのです。何度も本人に口で言ってきたのに、です。でも、だからダメなんだ、ではなく、そのやり方を本人が簡単にわかるやり方を教えてあげればいいのです。そして、そこからが自立の第一歩につながるのです。
(まあ、普通の子供たちはそもそも自分から進んで勉強をしないもの、ですけどね。それでも多動症やそのほかの特徴を持つお子さんなどの場合特にこのような傾向が大きいことが多いと思います)
「自分でやることを紙に書いて、それをチェックしながらやってごらん?」
これなら、ToDoリストでやることが迷わないので、出来るだろう、と考えても、そもそも自分でなかなか今日やることの紙がかけないことも多く、出来ないでしょう。では、もっとブレイクダウンして、誰でも簡単にやることを明確にしたらどうでしょうか?
・毎日、学校から帰ったら専用のノートを開いて、その日にやることを書く事
・書く内容の例をノートの裏表紙や壁に貼って参考に見てかけるようにしておく
【学校準備、学校宿題、塾、塾宿題、習い事名、漢字、計算】などなど
普段やるべきタスク例を書き出しておく
・これなら、迷わず帰ったらまず自分の今日のタスクを比較的迷わず書くことが可能になります
・そして書いたらこれをやっていく様に伝えます
このように、やるべきことを細分化して伝えることで、本人は迷わずできるようになります。
また、これでもなかなか出来ないお子さんの場合、上記の流れ、やること自体を紙などに書いて目につく場所に置いておくことも有効でしょう。
これは、要は【マニュアル】です。
普通の大人の人でも仕事をするのに、口頭だけで説明して分かる人は少ないでしょう。でも、しっかりと細かく作業手順を明確にしたマニュアルがあれば、誰でもそれを見たら作業ができるようになるでしょう。
同じように、なかなか毎日やるべきことが何度口で言ってもできないお子さんなどの場合、まずはできるだけ細かくやることを書いたマニュアルや、簡単に書き込めるノートなどの環境を整えてあげることで、迷わず取り組めるようにしてあげることができます。
そして、この習慣が身につく中で、より上の段階のことができるようになっていくのです。
「何度言ってもできない・・・」
「多動や、障害があるから仕方ないんだ・・・」
と諦めるのではなく、「どうすれば出来るか」を考えることで、
出来るスピードは最初はゆっくりかもしれませんが
着実に、一歩一歩、進んでいくことができるようになるはずです。
↓小学生用ならこういうノートも売っています。簡単な自己分析もついているので結構いい内容でした。これは1-2年生用です。
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↓学年別に種類が分かれています。これは3-4年生用です。
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↓こっちが5-6年生用です。
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大人用にもいろいろ商品も出ているようです。 「やることリスト ノート」や「ToDoリスト ノート」などで探してみるといいでしょう。
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