アラウーノ トイレと手洗いカウンターをDIY設置!の巻

2022年11月8日

⑤ アラウーノカバー加工

アラウーノのサイドカバーに排水管を通過させるため、カット加工が必要でした。アラウーノの右、左どちらに給水栓があるかによりカット位置が異なります。
ここは、のこぎりでカットしましたが、縦の位置がカットしづらく、そこは最初ニッパーで切り込みを入れ、あとはカッターを何十往復もさせたら切れました。
※同じく、手洗いの方もカバーに排水管を通す為にカットをする場所がありました。一緒にやってしまったほうが楽です。

のこぎりカットの後やすりがけ

↑こっちは手洗いのカバーのカット

⑥ アラウーノ セット

上記まで来たら、最初私はアラウーノをセットしたのですが、そのあと手洗いを設置し、給排水を全部セットした後、試運転し・・・

水漏れ発覚!

で何度も給水の接続部分をレンチで〆るなどで四苦八苦しました。
今になって思うのは、アラウーノ設置の前に給水管を手洗い迄つなぐ方が楽だったという事。
トイレはなんせ狭いので、アラウーノを付けた後水道管の水漏れを直すために何度も何度もトイレの裏の方にある水道管の間のボルトを一生懸命、締めるのが大変でした。

ここには補足情報があります。

まず、うちの場合、給水栓と手洗いカウンターが逆の壁にあるので、本来アラウーノ手洗いカウンター専用の延長ホースが必要だと書かれていました。

 

こういうやつです。結構値段しますよね。ただのホースみたいな、くせに。純正品め。

ただ、これ、以前、ガス乾燥機を自分でつけたときにも、専用ダクトというのをセットで1万で買いましたが、その後、ホームセンターに行ったら同じようなパーツがいろいろ10分の1くらいの値段であったので、今回も行けるだろうと思い、ドイトプロで水道の延長ホース(金属製)を購入してみました。
※これは結果大丈夫で大正解でした!通常だと4-5千円かかり、納期もメーカー発注品ばかりで数日以上かかったところがホームセンターで即購入で使えたので安く早く済みました!

 

平行ネジの継ぎ手 G1/2 G1/2

↑配管と接続用のジョイント(配管部品 平行ニップル)を購入

で、給水栓⇒延長ホース⇒手洗いの配管
という形で接続していきました。

80㎝のフレキパイプを買ったのですが結局長さが余ってしまっていたのでもっと短く安いやつでよかったようでした。

アラウーノをセットした後、給排水のセットをして、試運転したら、
この、ホームセンターで購入した延長配管と、手洗いカウンターの給水ホースのつなぎ目と
手洗いカウンターの下につないでいる給水ホースの結合部分の両方(つまり、給排水側の配管の両側)から水がだー、ッと漏れてしまったのでした・・・

この時、かなりきつくボルトを締めておりました。
止水テープもまいていました。
しかし、水が漏れる・・・

この時、
・ボルトの締め方がまだ足りないのか?
・他の理由があるのか?
が分からず、ホームセンターに再度(何度も行ってお世話になりました・・・)行きました。

結果として下記が分かりました!

まず、もともとついていた手洗いカウンターの方の給水配管の両端ですが、ボルトをきつく締めても、配管の部分がカチャカチャと動いて遊びがあり、ここの隙間からどう見ても漏れているようです。
パッキンも入れていますが、かなりきつく締めていたので、これ以上締められない、無理に締めても良いのか?という悩みがありました。

重要ポイント ねじの種類!

まず、ホームセンターでわかったこと、ネットで調べたことなどから水道工事では常識なのかと思いますが、
こういう水道管、配管では、ねじの種類が2つあることを学びました。

テーパネジは、テーパネジ同士を締めこんでいくとネジのテーパでくさび状に締め込まれるます。このネジ部の隙間を埋めるためにシールテープ等を巻きます。つまり、ネジ部分がくさび状に密着されるのに合わせて、シールテープも内部で圧縮され隙間を埋めるので、ネジ部分でシールされる構造です。
※テーパーネジの場合はパッキンは不要、というかついていません

一方、平行ネジはその名の通りネジが平行になっているので、平行ネジ同士を締めこんでいってもネジが切られている限りいつまでも回り続けます。ですので、シールテープ等を巻いてもシール材が締め込みにより密着されません。つまり、止水シールは不要です。逆にパッキンが必須、というかパッキンがついているのはこっちのねじです。
ねじ込んでいくと最後にパッキンがストッパーとなり水を防ぐ構造です。

今迄この辺がはっきりわかっていませんでした(ネットを見るとこの辺があいまいな工事業者の人もいるみたい?)。
で、今回、最初はやみくもに【水道配管施工には止水テープを!シーリングを!】と思って巻き巻きしていましたが、上記事実を知って、
特にアラウーノの給水パイプにはパッキンがついている、つまり平行ねじなので、シーリングは不要で、逆にしっかり締め付ける必要があることが判明しました。

平行ねじでもシールテープを使う事もあると書いている人もネットで見かけましたが、逆にそうすると必要なところまで締め付けがしづらくなる可能性もありますね。

で、そうなると、今回水漏れした原因は、
【思い切り締めても、まだホースがカチャカチャする、ということはまだ締め付けが足りない?】
という結論に達しました。

最初に施工で使っていた工具が下記です。

この左側の工具(プライヤー?)で片方のボルトをつかんで、右側のレンチで回す方のボルトを回転して締めていっていました。
かなり力を込めて締めていましたが下記のような感じでボルトは止まりました。特に、プライヤーを抑えても力が入りきらず、手が痛くなりました。

いったん力尽きてこの日は工事を中止しました。

もっと締めないとホースの遊びが締め付けられないと考え、翌日、日曜日、ホームセンターで、押さえる方のレンチを購入。

店員さんに相談し、
・柄が長いことがポイント
とのことで、下記の商品を購入しました!(写真左が購入したほうです、1000円弱でした!重くて長くて力が入りそう!)

で、使ってみました。

無茶苦茶、簡単に回せます!ぐいぐい締められます!チョーらくちん、これなら女性でも使えます!
昨日まで悪戦苦闘していたのがうそのようです!

※できれば安くても長くて重いレンチが2個あると楽々排水管工事ができます!

 

で、結局これで締めたら、水漏れもなく配管接続は完了!しました。

工具が非常に重要だと学びました。

ネットでよくこういうDIYの記事や動画があるんですけど、結局こういう、細かいネジの種類とか、工具についてなどは書かれたり説明されていないことがほとんどなので、そういうところが素人DIYをやる立場からは本当は一番欲しい情報なんですよねー。


↑ピッタリ締められました。この工具でやれば、最初にアラウーノを付けた後で配管をつないでも余裕で行けたかとも思います。

昨日、悪戦苦闘してボルトを締めていた傷跡が残っていますね・・・

 

で、長くなりましたが、給水の接続とアラウーノのセットを完成させます。
アラウーノセット自体は簡単です。本体を先ほどセットした排水管の上に乗せてボルトで止め、床にもねじで止め、型紙を使って全面ストッパーを付け、そこもねじで止めれば完成です。

※ページ前半に写真掲載している工程です

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